昭和25年築の古民家の改修工事。
この地区では最も新しい古民家で、地盤が良く、全体に良い状態を保っていた。
外部建具が木製雨戸+障子という当初の物そのままだったので、戸締りと隙間対策としてサッシへの交換を行った。
床を畳から杉フローリングへ変更し、台所を一部洗面所として使う間取り変更を行った。
屋根は板金を被せてあった。
木製外部建具からアルミ樹脂複合サッシへ取り換えた様子。
外付けサッシは種類が限られていて、選択の余地が無い。
戸袋の鋼板製鏡板を省略し、既存の雨戸を寸法調整して鏡板として取り付けることで、趣を残そうと努力した。
工事記録→「ブログ古民家改修工事2」
土のままだった土間をコンクリートで固めた。
土間の周囲を囲んでいる土台にはシロアリの食害が見られたため、油圧ジャッキで梁を少しだけ上げ、柱の根継ぎを2か所行った。
畳の続き間だった床を、断熱材を入れつつ杉フローリングへ張り替えた。
システムキッチンが後から改修によって設置されていたが、これも交換した。
洗面所を新しく仕切って設けた。
トイレ内に手洗いを設置した。配管は外からの飛び込みとしている。
壁の漆喰塗や床の塗装は施主が自ら行う予定である。
押入れから出てきた板図。