4月に着工した歯科医院が7か月の工期を経て明日から開業となります。
昨今のコロナ禍で追加された換気設備機器の様子。
診療台に座った患者の頭の上から外気を吹き込み、足元から外へ排出する。
取り込まれる外気は熱交換型換気設備により室内空気から熱を交換し、必要に応じて水道水により加湿される。
写真は排気口を設置する裏側のダクト接続用ボックス。
住宅ではこのような換気設備用のダクトを見掛けることがほとんどなく、分業の業態を知らなかった。
設備機器を設置して、冷媒管やドレイン管をつなぐ「設備屋」と、ダクトを設置する「ダクト屋」は別の業者となることを初めて意識した。
ダクト屋はこのような注文製品をダクト部品専門の板金屋に製作させる。
当初は開放的だった診療室は確認申請後に変更を加え、診察台一つ一つに分かれる間仕切り壁を設置して各ブースに分かれることとなった。
新たに設置することとなった間仕切り壁の一部をダクトスペースとして利用し、配管している様子。
吸気と排気は別の面で行っている。
天井カセット式エアコンと同時に使用し、なおかつ空気清浄機も別個に単体作動する、入念な室内環境維持装置が導入された。(菅沼)
先週半ばに各設備機器の担当者が墨出しした内容に沿って配管工事を進めました。
給排水以外にエアー、バキューム、これだけの量の配管です。
外構工事の中での公設桝の設置工事の様子。
ここはかつて湿地だった場所で、茶色の粘土層の下は黒い粘土で層が分かれている。
雨が降った後で、砕石の下に溜まった雨水が掘った穴に流れ込み、作業を中断して排水している。
U字溝の下をくぐって歩道の下水本管につなげるのだが、歩道の工事に先立って宅地内の配管を行った。
外構工事の都合でこの工程になったが、本来なら歩道の工事から行った方が工事はやり易い。
西側のRC土留め工事の様子。
高さの8割程度のベース幅としている。
隣地のコンクリートブロックは置いてあるだけのようで、10cm程度の土を残して、型枠を組むためのスペースを残して配筋を行った。(菅沼)
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