勝手口の外に置く踏み台の製作記録。
基本構造はウッドデッキと同じである。
樹種はサイプレス。
90×90と25×105をステンレスビスで組み合わせている。
組みあがると25kg位の重量になった。
コンクリートの踏み台はほぼ永久の耐久性があるが、犬走りコンクリートと同様に、建物外周に埋設されている配管のメンテナンスに影響が出る。
どちらを優先させるかという問題なのだが、ここでは木製踏み台を採用している。
置くだけのこのような踏み台なら、将来的に配管をいじる場合に有利である。
道具さえあれば自作も十分に可能である。(菅沼)
設備の記録。
キッチンの色について施主と私たちで訪れたショールームで、決定するのに迷うことは無かった。
トイレの壁に1面だけ色を入れた。
床は濃い目の色のクッションフロアーである。
シンプルな水周り設備が選択されている。
寝室の襖の様子。
部屋と部屋とのつながりを簡単に調節できる。
吹抜けがある間取りでは、室内空気の循環装置が室内環境を整えるために有効であると考えられる。
これは最もシンプルな方法を考えた結果の「中間ダクトファン」利用の循環装置で、今回実験的に採用させて頂いた。
2階天井付近と1階床下をΦ150のライト管で結び、中間にファンを入れている。
冬季は暖気を上から下へ、夏季には冷気を下から上へ、スイッチでファンを逆転させて送ることが出来る。
1階床に取り付けた通気ガラリに手をかざすと空気の流れがわずかに感じられた。
実際に動かしてみると強運転のエアコンのような音がするため、夜間は弱運転または停止となりそうである。
今回は見送ったが、熱交換型換気設備と併用することで省エネ性を高めることも考えられる。(菅沼)
2階内部の様子。
2階から階段を見下ろしたところ。
階段を上り切るとこのような感じで2階へ出る。
左側が吹抜けに面している。
吹抜けから1階を見下ろしたところ。
下の雰囲気がそのまま2階へ伝わる。
2階の部屋の様子。
仕切りは無く、中央のトイレでなんとなく分節されている。
右奥が吹き抜け、左奥は納戸になっている。
納戸の内部の様子。
玄関とキッチンの上にあるこのスペースは、4帖分ほどの広さである。(菅沼)
1階内部の様子。
玄関の幅は4尺5寸である。
収納はメーカーの既製品を利用している。
LDKの隅に立って入口方向へ振り返ったところ。
階段下収納スペース脇の通路は玄関へつながる。
左側の壁の奥は寝室である。
西側の斜面を窓越しに見たところ。
斜面を少し削ったので、砂の斜面になっている。
オープンキッチンで、食器棚を置かずにキッチンの引き出しだけで食器を納める予定である。
寝室内部の様子。
和紙のような質感のビニールクロスで色を使った。
正面の入り隅には間仕切襖を入れ、LDKとのつながりを持たせた。
大きな家ではないが、回遊性を持たせた1階の様子。
左は玄関で、右奥は寝室である。
階段と収納の周りをLDKと廊下で回遊できる。(菅沼)
「一宮・桜通りの家」が引渡しとなった日の記録。
「桜通り」と呼ばれる東側前面道路なのだから、既に植えられている桜の木はたとえ
それが敷地内にあろうと伐ってはならないと考えた。
桜の木を迂回して敷かれたコンクリート平板の踏み石。
隙間に撒かれている砂利は建材店で購入できるコンクリート用の粗骨材だが、一雨降れば綺麗な玉砂利になる。
この桜は玄関の程よい目隠しになってくれる。
写真の右手遠方500mには海がある。塩害が予想される地域である。
夕景。
住宅は、人が安心して眠りに就くための道具である。(菅沼)
「一宮桜通りの家」もいよいよ完成です。
ラックやトイレの棚などを付けて建物本体工事が終了です。
それにしてもこのキッチン、ステキな色です。
小さめなLDKなので家具のような落ち着いたカラーがいいのではとお薦めしたのです。
ステンレスのアクセサリーが似合います。(M)
前面道路の本管からガス・上水道を引き込んだ後の道路本復旧の様子。
本復旧では、引き込みのために掘られた実際の幅よりもかなり広い範囲の「影響範囲」の舗装をやり直す。
片側交互通行で行う。
アスファルトが到着した。
温度計を突っ込むと、155度だった。
作業員は全員、どんなに暑くても長袖に安全靴だ。
作業車の位置を入れ替えて、反対側の通行となっている。
途中の休憩を入れても、全部で3時間程度の作業が終わった。(菅沼)
一宮・桜通りの家の外部足場が取れた。
道路の反対側から軽量瓦の屋根がよく見える。
敷地内の丘の上から見るとこんな感じ。
自分の家をこの角度から見られる敷地は珍しい。
居間から吹抜けを通して2階を見上げるとこのように見える。
2階の窓から空が少しだけ見えた。
居間から西側を見ると、丘の斜面が見える。
この家は西に向かって開いている。
2階の様子。
屋根なりの天井で、梁には背伸びをしなくても触れる高さだ。(菅沼)
上棟翌日の様子。
屋根葺き材は「ROOGA 雅」である。
メーカー指定の講習を受けた業者が責任施工となり、10年の品質保証が受けられる。
屋根の上まで瓦を運ぶのに、この荷上げ用ユニックはフォークリフトのような使い方が出来る。
ルーフィングが敷かれたら、墨出し。
軒先に取り付ける鼻桟には、雨水を止めないように欠き取りが施してある。
荷上げ完了。
瓦の形をしているが、見た目の印象と違って、持ってみると軽い。(菅沼)
日付をさかのぼって、桜通りの家の上棟の記録。
8:00、作業開始。
2階床梁を組んでいる様子。9:30頃。
小屋梁を組んでいる様子。11:00頃。
棟木も上げ、垂木を取り付けている様子。14:30頃。
軒先の部材を取り付け、野地板を張り終わって作業終了。片付け完了17:30頃。
床下地合板は厚さ24mm実無しで、910mm角の中に45×60の根太を補助的に入れた。
合板の弛みを防止するのが目的である。
先週末「一宮桜通りの家」の浄化槽の埋設がありました。
桜の木をできるだけ保存するように全体の配置計画を決めました。図面にするのは簡単だけど、施工はちょっと大変ではあります。(郁)
「一宮・桜通りの家」の生コン打設の様子です。
天気のいい火曜日に行なわれました。
耐圧版と立ち上がりの一体打ちなので先に外周部を流し、硬化する時間差を使って最後に立ち上り部分を流します。
最後の生コン車が到着するのを待っている間にコテで平滑に仕上げています。
今朝の様子です。昨日からの雨による表面の荒れはありませんでした。逆に雨のおかげで「水中養生」になり硬化の促進と期間を保てば強度のある基礎になります。(郁)
昨日は「一宮・桜通りの家」の瑕疵保険の配筋検査がありました。
予定時刻よりも少し早かったので海へ。
めずらしくサーファーがいないこの景色。気持ちいい~!!
検査は問題なく無事終了。最後の型枠を組んで翌日の生コン打設に備えました。(郁)
先日「一宮桜通りの家」の地鎮祭が執り行われました。
前日の激しい雨と風も収まり、文字通り雨降って地が固まりました。
施主のKさんと菅沼の会話
Kさん「まさか自分が地鎮祭をやるとは思わなかったよ」
菅沼「ははは(笑)じゃ、衝動買いですか?」
Kさん「いやー、そうじゃないけど(笑)家族みんながここ(一宮)が気に入ったからね」
工事の安全と、ここに建つ家がご家族の幸せの拠点になりますようにと祈願しました。
年明けから工事が始まります。(郁)