▶各スペースに必要な広さとかたち


■Q34 リビング・ダイニングはどのくらいの広さが必要なの?

リビング・ダイニングは併せて14畳は必要になります。ソファと4人掛けのダイニングテーブルを置いて少し余裕がある大きさです。10~12畳で抑える場合はソファを置かずにダイニングテーブルで寛ぐように計画します。重心が低く、肘掛けの付いた椅子などを選ぶとよいでしょう。

LDK17帖の例。キッチン・ダイニングテーブル・ソファとテレビが置ける。
LDK17帖の例。キッチン・ダイニングテーブル・ソファとテレビが置ける。

■Q35 キッチンはどのくらいの広さが必要なの?

キッチンは4畳半くらいにすることが多いです。幅2250㎜の I 型キッチン(流し台)と食器棚兼家電置き場、冷蔵庫が置けます。パントリーを設ける場合、さらに1畳が必要になります。

 

夫婦や親子2人でキッチンに立つ場合、流し台と背後にある食器棚の間が1m以上あると行き違いができます。それには短手方向で2730㎜以上が必要になります。

独立した感じの4.5帖のキッチン。中央が広く、2人で作業してもすれ違いが楽に出来る。
独立した感じの4.5帖のキッチン。中央が広く、2人で作業してもすれ違いが楽に出来る。

■Q36 LDKはつなげた方がいいの?分けるべきなの?

キッチンに関する要望として多いのが、料理の最中に子供が見えることと、リビングのテレビが見えること。それを踏まえて最近は半分閉じたキッチンが増えています。キッチンのなかは見えないが視線は通るというかたちです。小さい子供がいる場合、流し台は対面型の配置(ダイニングテーブルと向かい合わせ)となります。一方、リビングとダイニングはつながっていることがほとんどです。

キッチンに立ちながら食卓・テレビ・薪ストーブ全てが見通せるLDK(18帖)。
キッチンに立ちながら食卓・テレビ・薪ストーブ全てが見通せるLDK(18帖)。