子供を連れてきていただいても構いません。ただし、ハウスメーカーのように子供用のプレイルームがあるわけではありません。小さいお子さんだと夫婦のどちらかが子どもの相手をする必要があるため、打ち合わせは片一方の方のみとなるでしょう。
子連れの場合、大人だけで打ち合わせに来る場合に比べて、効率は下がります。子供が小さい場合、比較的手の掛からないご自宅からのリモート打ち合わせも可能です。対面で得られる情報も重要なので、夫婦の片方はリアルで面談し、もう片側はリモートで参加するというやり方もあります。
基本的にはQ10・11の内容で十分です。そのほかに「これは絶対に伝えてもらいたい」という要素はありません。強くこだわっていることがあれば伝えてください。現在の家に対する不満でも構いません。収納が少ない、隣戸の生活音が気になる、結露がひどいなど気になることがあれば伝えて下さい。
最近よく聞くのは「家事楽」の要望です。炊事と洗濯を同時に行うから洗面脱衣室とキッチンを近い位置に配置したいとか、洗濯はガス乾燥機で行うから洗面脱衣室を広くして家事室にしてほしいとか、洗濯物を一気に仕舞える家族共用のクローゼットがほしいなどです。多くの方が同じことを口にするので、おそらくInstagramなどの影響だと思います。
外観やインテリアの好みをネット画像などを用いて伝える方もいます。具体的な照明器具や金物などの製品名を挙げて「これを使いたい」と言われることもあります。
伝えて頂いた内容はすべて参考にしますが、全部が実現できるわけではありません。当社の事例は坪あたり65万〜70万円、総額1600万〜2000万円の建物が中心です。その範囲のコストで建物をつくるためには優先順位を整理して、下位のものは実現を諦める必要が出てきます。
細かいこだわりがなくてもまったく問題ありません。Q10・11で述べたように家族構成や暮らし方について聞くことができれば間取りのイメージはできますし、外観のかたちや空間の好みなどは当社の過去の事例を見て伝えていただければ分かります。
内外装の仕上げ材に関しては、費用対効果を高めるために数種類に絞っているので、そこから選んで貰えば問題ありません。
長持ちする、使いやすい、快適に暮らせるといった本質的な部分についてじっくりとプランの検討をすればよい家になるでしょう。