Q10 初回打ち合わせでは、新居で実現したい暮らし方についてどんなことを伝えればよいですか?

土地や建物が決まっている場合、具体的なプラン作成のためのヒアリングを行います。まず新居で実現したいことをはっきりさせます。その住宅が本宅なのか別荘なのか、カフェなどの店舗併用住宅なのかという使い方です。

 

その上で見込み客の職業に関する情報が必要です。朝9時から夕方5時まで決まった時間に働くサラリーマンや公務員なのか、家でする仕事なのか、夜勤があるのか、専業主婦なのかなど職業により、ふさわしい間取りが変わってきます。

 

次に趣味の情報です。家庭菜園やDIY、サーフィン、バーベキュー、洋服やフィギアを集めているといった趣味の有無やこだわりで、間取りや設備、収納が変わってきます。子供の活動についても同様です。部活動やスポーツクラブで運動をしていたり、音楽などの習い事をしているという情報も大事です。

 

このように要素を列記すると、アンケートを取るような印象を持つかもしれませんが、実際のやり取りは雑談のような雰囲気です。気軽にお話いただければ大丈夫です。

Q11 初回打ち合わせでは、世帯の構成についてはどんなことを伝えればよいですか?

その家で暮らす人数や年齢、性別、続柄などを聞きます。世帯人数により個室の数や収納量が変わるので家の大きさに影響します。家の大きさは工事費(総予算)に直結します。また2世帯住宅などの場合、プライバシーをどのように保つかを考える必要があります。このほか友だちが頻繁にくる、両親が泊まりにくるなど家族以外の来訪者についてもお聞きします。

 

なお世帯の構成は年々変化していきます。どのように移り変わっていくのか、人生設計を踏まえて想定しておいたほうがよいでしょう。それによって必要な空間も変わってきます。

Q12 初回打ち合わせに参加するのは夫婦の片方でもよいのでしょうか? それとも2人で参加すべきでしょうか?

夫婦2人もしくは夫婦2人と子供1~2人の3〜4人家族の場合、打ち合わせには夫婦2人で参加してもらうのが望ましいです。家や家づくりに対する考え方は夫婦でも違いがあります。個々の考え方の違いを認識したほうがよい家になります。

 

夫婦で話し合うだけだと家に対する考え方の違いに気づきにくいのですが、第三者から質問されて個々に考えながら回答すると、夫婦間でも考え方の違いが少なくないことに気づきます。

 

また当社への評価が夫婦で異なる場合もあります。依頼先を決める際には夫婦の両方が特定の工務店などの依頼先を気に入る必要があります。夫婦2人で打ち合わせに参加するとその辺りも明確になるので効率的です。