外壁・屋根ともに濃いめの色を勧めています。
屋根と外壁の組み合わせでは、屋根の色をやや薄めにしてバランスを取ります。
たとえばガルバリウム鋼板の場合、屋根がチタングレー、外壁がガンメタリックと行った具合です。
外壁と屋根の色は、シミュレーションソフトで近似色を提示して施主と共に確認します。
雨水の切れを重視して縦張りを薦めています。
そのため下地は横胴縁となり、押縁で納めるときは通気層確保のために通気用縦胴縁を入れて二重胴縁にするか、同じ板を重ねる大和張りにして通気層を確保します。
塗装はキシラデコールのシルバーグレーまたは濃い色を推奨しています。
ウッドロングエコという染色剤を塗ってシルバーグレーに仕上げることもあります。
切妻または片流れかほとんどです。
軒・ケラバ共に3尺(910mm)出すことを標準としています。
ケラバの厚みを抑えて屋根を薄く見せることを目指しています。
和小屋にして母屋を露出させて、軒裏にスギ相じゃくり板を張って軒天井としています。
母屋上端から水が入らないように妻壁との取り合いを防水テープやシーリングで処理しています。
デザイン的にケラバの和小屋感を避けたい場合には、ケラバ垂木を用いることもあります。
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