見た目の印象を左右する内外装の考え方と手法についてまとめている。
白色は素材が切り替わっても色が揃いやすく、統一感のある空間になります。
また白い空間に仕上げると光が反射して、北側の奥や2階まで光が回り込むことで、室内全体が明るくなることもお薦めする理由です。
壁は施工しやすいので建て主によるDIYで漆喰を塗り、施工しづらい天井は、内装職が塗り壁調の白色のビニルクロスを貼ります。
天井は高い位置にあるので、白に統一すれば壁と天井で素材が切り替わっていても分からなくなります。
さらに建具や建具枠も白色にすることで統一感がでて、余計な線が目立たなくなります。
空間のアクセントとして、サンダーで仕上げたベイマツの梁を2本くらいみせることで、単調な印象になるのを防ぎ、木造の象徴としての存在感を持たせます。
木が好きな建て主の場合、天井に相じゃくりの杉板を張ります。
建具もシナベニヤのフラッシュやムクの框戸にすることがあります。
外部建具の枠はサッシメーカーが用意したシート巻の既成枠を基本としていますが、20㎜厚の集成材フリー板で製作し、縦勝ちで納めることも可能です。
洗面台では、天板や収納を集成材フリー板で仕上げる現場製作とすることがあります。
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