性能を高める場合のコストと、逆にコストダウンを図るときの手法と、それぞれの効果についてまとめます。
耐震・耐風性能を高めるためには、耐力壁を増やすことになります。
そのための費用は大して掛かりませんが、間取りへの影響はあります。
耐震等級3を取るために吹き抜けに水平ブレースを入れて補強する場合があり、その場合はブレースの費用が20〜30万円掛かることもあります。
次世代省エネ基準から認定低炭素住宅に上げるには屋根断熱を高性能グラスウール155㎜厚(防湿フィルム付き)から200㎜厚+防湿シートにしていて、10万円程度の増額となります。
そこからHEAT20のG3にするには、
・窓を樹脂サッシ+Low-Eトリプルガラスに替えて+50万〜60万円
・外壁付加断熱として高性能グラスウール90㎜厚を足すのに+50万円
・屋根断熱を高性能グラスウール320㎜厚に増すのに+20万円
というのがおおよその目安です。
延床面積を5坪減らす(居室部分)と150〜200万円程度のコスト削減になるケースがあります。