昨今のコロナ禍で追加された換気設備機器の様子。
診療台に座った患者の頭の上から外気を吹き込み、足元から外へ排出する。
取り込まれる外気は熱交換型換気設備により室内空気から熱を交換し、必要に応じて水道水により加湿される。
写真は排気口を設置する裏側のダクト接続用ボックス。
住宅ではこのような換気設備用のダクトを見掛けることがほとんどなく、分業の業態を知らなかった。
設備機器を設置して、冷媒管やドレイン管をつなぐ「設備屋」と、ダクトを設置する「ダクト屋」は別の業者となることを初めて意識した。
ダクト屋はこのような注文製品をダクト部品専門の板金屋に製作させる。
当初は開放的だった診療室は確認申請後に変更を加え、診察台一つ一つに分かれる間仕切り壁を設置して各ブースに分かれることとなった。
新たに設置することとなった間仕切り壁の一部をダクトスペースとして利用し、配管している様子。
吸気と排気は別の面で行っている。
天井カセット式エアコンと同時に使用し、なおかつ空気清浄機も別個に単体作動する、入念な室内環境維持装置が導入された。(菅沼)