鉄骨造ALC外壁の雨漏り補修の記録。
この事務所の窓上から雨が漏るという相談を受けた。
シーリングの補修をおこなっても数年でまた漏り始めるということで、他に何か方法はないかと考えた結果、水切り板金をサッシの上のALCに差し込むことになった.
水切りはこのような形に折られた。
右側が溝の中に差し込まれる。
墨を打ち、まずは丸ノコで切り込みを入れる。
次にタガネで溝を掘る。これが一番大変な作業である。
溝がつながった。
ALCの継ぎ目のシーリングが見えた。
通常のシーリングは幅と厚みが同じくらいだと思っていたが、このような打ち方があるのだろうか。非常に薄いこのシールは、どうやって施工したのだろうか。
水切りを短いビスでALCの溝に固定し、シーリング材で溝を埋めた。
アルミサッシの上の被せられた水切り板金は、サッシと一体化して目立たない。
その後に雨が数回降ったが、この部分からの雨漏りはないという報告を受けた。
鉄骨造の建物に張られたALC版は、おそらくかなり動いているのだろう。
パラペットの板金笠木も怪しい。
どこから水が挿しているのかは、まだ確信が持てない。(菅沼)
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