クレーンの動き

先日の上棟作業では、電柱を亘る光通信ケーブルと仮設外部足場が近く、さらにその間にクレーンを設置して材料を吊り上げなければならなかった。

そのため、どのような動きになるかを図面で確認した。

車両は10t吊・6段ブームのラフテレーンクレーン。

これのdxfCADデータをメーカーからダウンロードして、JWWcadで家の断面図に重ねてみた。

光ケーブルと足場最前面の位置を書き込むと、ブームを伸縮させながら全部の範囲をカバーできそうである。

 

NTTが管理する光ケーブルに防護管を設置すべきかどうかの判断が必要でこの図面を書いた。

防護管設置の価格を聞くと、決して安くはない。しかも必要なのは上棟の1日だけだ。

結論としては、防護管はやらなかった。

(もし設置する場合は、作業日は申請から1週間程度後になる。)

 

さらに、クレーンに近くなる外部仮設足場の上部に2mの建地を使い、万一ブームが引っかかるときには上部を解体できるように準備した。

通常、6mの高さの足場を組む場合は、最初に2mの建地を地面に並べるため、上に4mの建地が載ることになる。これでは容易に解体が出来ない。

実際には足場の解体を行うことはなかった。

 

実際の作業がどうだったかクレーンのオペレーターに聞くと、やはりブームを頻繁に伸縮させながら作業をしたとのことだった。(菅沼)