当事務所が加入している千葉土建組合が主催した「グラインダ特別教育」に参加した。
これがその告知パンフレット。
前回の丸のこ講習に続いての受講だが、半日で終わる丸のこ講習と違い、一日の講習となる。
丸のこ講習は「平成22年7月14日付け基安発0714号」に基づく「安全衛生教育」という位置付けであるのに対して、グラインダ講習は「労働安全衛生規則第39条」によって定められた「特別教育」という位置付けであり、グラインダ作業は「危険または有害な業務」とされている。
39種類ある特別教育の中で、グラインダは1番目に制定されている。
現場での災害が多く、教育の必要性があると最初に認識されたのだ。
これがテキストの表紙。
・砥石の最高使用周速度を必ず守る
・決められた使用面以外の使用禁止(側面使用の禁止)
・ディスクのラベルの読み方
・1分間、3分間の試運転
など、新しい知識が得られた。
砥石は砥粒・結合剤・気孔によって構成されており、金属製の丸のこ刃と違って回転中に破裂する可能性がある。
そのため、破損に備えてグラインダには砥石の覆いがある。
砥石の破片が頭部に刺されば、死亡する可能性がある。
丸のこは3000~5000rpmだが、グラインダは9000~12000rpmである。
刃を損傷するような取り扱いは厳禁である。
実は私は特別教育を受ける前からグラインダを使用してきた。
皮手袋と保護めがねは必ず使用してきたが、砥石の側面使用を行っていたことを反省しなければならない。
講習の最後の実技はこのように行われる。
指差しによるこのような安全確認は、面倒がらずに習慣化すべき内容である。
事故で失った健康は二度と元に戻らないかもしれないからだ。(菅沼)
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