基礎断熱を施して床下を外気から遮断し、中間ダクトファンによる室内空気との循環を図る方法を採用している。
間取りによって縦ダクトの位置が変わり、基礎伏せ図も変化するので、循環の方法も毎回模索している。
右に見える縦のスパイラルダクトは2階床を貫通して2階天井付近まで伸びている。
1階床下に中間ダクトファンを設置して1階床に設けられたスリットから室内へ空気を出し、家全体の空気を循環させる。
この家の基礎伏せ図と縦ダクトの位置では、空気が循環し辛いと考えられた。
そこで床下にダクトを4方向へ転がし、床下全体の循環を図る。
ダクトが長くなるため、静圧の高いシロッコファンのφ150中間ダクトファンを採用した。
ファンを作動させてみると、各所から空気が出るのが確認できた。
作動音も静かだった。
シロッコファンは逆転運転は出来ないが、この方法で夏季においても室内空気を循環させて温度・湿度の均一化を図れるのではないかと考えている。
暖かい空気が上へ逃げてしまう冬季の暖房時には特に効果が出るだろう。(菅沼)
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