雨漏り補修

古い建物の雨漏りは、何が原因になっているのか分かりづらい。

この屋根の一番水下(写真の左下)で雨が漏っている。

すぐ上は新しい瓦棒葺きだから、これは増築していることが想像できる。

雨が漏っているのはこの上の古い波板からしか考えられない。

しかし、どこから漏っているのか、現時点では確信できない。

とりあえず疑わしい部分の葺き替えで様子を見ることにする。


雨続きだった梅雨後半をシートでなんとかしのぎ、晴れた日に波板を葺き替えた。

古い波板を剥がしたら、グラスウール断熱材が出てきた。

この時点で9:00頃だったが既に波板は熱くなっており、薄いグラスウールは乾燥していた。


はがした波板の様子。

重なっている部分は元の青色が残っている。

重なり部分をよく見ると、穴が開いている。


横桟はしっかりしているので、上からゴムアスルーフィングを張る。


葺き替え完了の写真。

パラペットには平板を張り被せている。

完了してから雨が降っていないので、これで雨漏りが止まったかどうかはまだ分からない。(菅沼)