番組を視聴中に感じた、切迫した緊張感が未だに残っている。
直接の指摘こそ避けているが、何が間違いなのか、番組を見た人なら誰でも分かるだろう。
社会・組織・慣習を変えなければならないという意志、息子を失った母親と番組を制作した山形放送のその意志が強く表明されていた。番組の冒頭に耳にする、つらい結末を予感させる6分20秒の電話が全てを語っている。あまりの出来事に、感情移入にブレーキがかかる。
変えなければならない相手は、特定の個人ではない。組織を覆う意識の塊なのだ。
組織を動かす力を民主主義で選んでいるはずなのに、誤った結果が出続ける。
この社会の仕組みは本当に正しいのだろうか?
何をどうしようと、失われた命は戻ってこない虚しさだけが残る。
それは分かっているが、不幸を繰り返さない社会に向けて努力する。
残された者に他の道は無い。(菅沼)
「NNNドキュメント・119つながらなかった救急 6分20秒」
http://video.fc2.com/content/20141027zfH74gLW/&otag=1&tk=TXpBek5EZzBORFE9
日テレ「NNNドキュメント」紹介
http://www.ntv.co.jp/document/
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