先日訪れた表美展の続き。
これは枕屏風と言うのだろうか。
若い人たちのチャレンジ精神旺盛な表具が展示されていた。
もうこれは完全に感覚の世界、美意識とアイデアの勝負だ。
なんとか型を破ろうとしている感じが面白い。
どの世界にも、最初から型破りの天才はいるだろう。
しかし多くの人にとって、仕事とは階段を一つ一つ上るような作業に違いない。
その道に入った者だけが味わうプレッシャーがここにはあり、自分が傍観者であることに気が付く。
伝統技術を使うことで成り立つ職人の世界のプレッシャーは、身に付け乗り越える楽しみのためにあるのかもしれない。(菅沼)
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