『リノベーション 7つの提言』
1 リノベとは21世紀型サブカルチャーである
2 リノベとは人生を楽しくするコスパの高い選択肢である
3 リノベとは「もの」「こと」の再生である
4 リノベとは暮らしのリミックス作業である
5 リノベとはプロセスと関係性のデザインである
6 リノベとは「必要なもの」を「あるもの」でつくる行為である
7 リノベとはロングライフデザインである
(巻頭言より)
新建新聞社による『Renovation Journal』が創刊された。
巻頭言が巻末へ続いたところに出てくる『「アンチ消費という生き方」を支えるための消費』という大菅氏の洞察に、日々の仕事の中でも共感できる部分が多い。
リノベーションの基本は、「いかにお金を使わないか」である。そうでなければ新築する方が施主も工事担当者も楽なのだから。
そしてお金を使わずにいかにいいデザインを自分のものにするかが勝負どころである。つまりコスパの極めて高いアイデアを、自身の引き出しにいかに多く詰め込んでおけるか、そのための応用力を磨けるかどうかが、雑誌の写真や図版に求められているように思う。
創刊号に目を通してみて、写真や寸法入り図版が多く、じっくり時間をかけてみる実用書という趣である。
また、他者・他社がどういうアイデアを持っているかを研究出来る内容となっている。(菅沼)
(菅沼建築設計は『 02 下地改修のセオリーを知る 』の章で参加させていただきました。)
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