左のひざを痛めた施主のための手摺と踏み台の記録。
玄関先にある階段の上り下りで、左ひざに負担をかけないようにアルミの手摺を設置することになった。
花壇や外部柱の位置から、階段に対して斜めに設置している。
実際に手摺に寄り掛かりながら上り下りしてみると、階段を直登するよりも体重の移動が緩やかであることが実感される。
左ひざに体重をなるべく掛けないようにするためには、上りでは右足から上り、左足を引き上げる。下りでは左足を下ろしてから右足を下ろす。この動作のためには、階段の下から見て右側に手摺がある方が都合が良いようである。
玄関の240mmの段差も左のひざには堪えるようで、段差のちょうど半分の高さである120mmの踏み台を製作し設置した。
材料は別の現場で出た桧フローリングの端材と、2階用根太の杉の端材である。
すぐ脇にある階段の手摺を握ったり、踏み板に手をつくことが出来るので、改めて手摺は設置しなかった。(菅沼)
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