平面形が台形で、ケラバが流れ方向に並行ではなく下すぼまりになっている屋根の場合、その斜めのケラバにはこのような板金の小さな樋が付けられる。
職人が使う道具シリーズ、ということで、「つかみ」を撮った。
手にしてみると、しっかりと閉じる先端に「ただものではない」感じがする。
小さなドブをどうやってケラバに取り付けるのか?
答えはこの道具にあった。
板金工事は、機械化されずに最後の最後まで職人の手によって行われる工種のひとつだと思う。
そして、綺麗に切断し綺麗に折るためにはさまざまな道具を必要とすることが、素人との違いを歴然とさせる。(菅沼)
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