ユニットバスではない現場製作の浴室では、湿気や水掛かりの対策に工夫が必要である。
サワラの羽目板が浴室に張られたところ。
基本的には水を掛けてはいけない。
しかし、もし水が掛かった場合には壁の内部へ水を呼び込んではならず、浴室内へ水を排出する必要がある。
ここには非常に細かい配慮がある。
サワラ羽目板の下端小口には勾配を取ってあるのが分かる。
石材(十和田石)との境目にある見切り材はL字型に加工されており、奥には立ち上がりがある。
羽目板の裏面を伝ってくる水滴はこの見切り材で内壁表面へ出される。(菅沼)
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