海から300mくらいの立地での塩害の様子。
左の写真の窓ガラスに付いている汚れには、海から運ばれてくる塩が含まれている。
この窓がある南面以外の3面では。窓ガラスにこのような汚れは付いていない。
中央の写真は、2階南面のテラスドアの上側の丁番である。
拭けば落ちるのだが、さびが出ている。
右の写真は下側の丁番で、錆びは上に比べると少ない。
これは軒下で雨が掛からない上の方が塩害の影響を受け易いということの表れだろう。
雨仕舞いや日射の遮蔽やデザインの好みから軒を出す建物を常に考えてきたが、海に近い立地の建物で塩害対策だけを考えた場合、軒を全く出さずに雨で外壁を洗えるようにした方がいいのかもしれない。(菅沼)
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