外壁に小波板を張る場合、サッシ廻りをこのようにして「コの字型」の役物で囲ってから張り始める。
この役物の呑み込み深さが「逃げ」となり、施工を容易にする。
雨仕舞いにも都合が良いはずである。
水切りと出隅の役物。
土台水切りは無くても雨仕舞いの上では、土台より外壁を張り下げることで不要となるが、切断面に万一触れることでの怪我を防止するためにも、水切りはあった方がいいだろう。
外壁を留めているカラー釘の頭は見えている。
そのため、釘の打ち損じは許されない状況にある。
最も単純な構造であるが、板金職人には緊張を強いる納めである。(菅沼)
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