これは時代劇のセットではなく、現役の経師屋さんの店舗である。
店そのものが骨董品のような価値を持つまでに至っている。
作業場の様子。
これが店舗の壁紙。
襖の下張りに使う、古い教科書や店の帳簿の文字が並ぶ。
薄くて滑らかなこの紙は手漉きなのだそうだ。
手漉きの和紙といえばざらざらなイメージなのだが、これはつるつるなのだ。
訊くと、鉄板などに貼り付けて乾かすとこのようになるらしい。
その拡大写真。
文字は裏返しだった。
僅か数十年で、教科書も大きな変化をしたものだ。(菅沼)
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