かつて、上棟前日に明日の心配をするのは棟梁だった。
今は、現場監督が心配する。
理由は、軸組みがプレカットだからである。
監督はプレカット図をチェック出来なければならない。
それはとても難しいことに思える。
自分で刻むのであれば、やりながら変更することもあろうし、間違いを発見してミスを未然に防ぐこともあろう。
若い監督にとって、リアルな軸組みを図面から想像することは高いハードルに感じられるだろう。
自分で刻める大工出身の監督は極めて少数だろう。
現場監督は、どれほど実感を持ってプレカット図を読み解くことが可能なのであろうか?
明日は上棟である。(菅沼)
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