2022年3月(いすみ市)
建築面積 68.73㎡(20.7坪)
延床面積 101.85㎡(30.8坪)
専用住宅
家族構成 夫婦+子
人の手が入っていない里山のすぐ下に建つこの家は、施主による外壁塗装と内装漆喰で仕上げられている。
玄関下屋と南側には施主施工によるウッドデッキが完成する予定である。
玄関から直接居間に入り、階段室の吹き抜けを通して2階とつながる。
居間には来年の冬に向けて薪ストーブが設置される予定である。
居間からは直線でつながった水廻りを通して、作業を前提に広めにとった北側の庭が望める。
2階は仕事スペース2つと子供部屋が並ぶ。北側の窓から雑木林の緑が良く見える。
吹き抜けに面した勾配天井の収納スペースには換気のために小窓やスリットを設けている。
北側の庭で作業をしてそのまま室内へ上がることを想定している広い洗面所は、キッチンと廊下に解放されていて、脱衣の際にはカーテンで仕切って使う。
中央に位置するトイレの換気はダクト式換気扇で行う。
設備機器は白や銀のシンプルな色調でまとめられ、丁寧に仕上げられた漆喰壁の白さと木材の質感が印象に残る。