「スキップフロアーの家」のキッチンとサンルームの写真をもう少し紹介します。
左:私が「買い換えました?」と思わず聞いたほど印象を変えたキッチンです。
右:味のあるダイニングテーブルです。これも普通の物を表面のニスをヤスリで削り色付きワックスを塗ったものだそうです。削る作業に週末使って2か月かかったとブログで紹介されていました。普通のテーブルにはもはや見えません。
この日は突然の訪問だったのにもかかわらず美味しいパスタのランチまでご馳走になりました。食器が見えますね。Hさん、家も料理もとてもおいしかったです。ありがとうございました!
DIYの見どころ満載のH邸報告はまだまだ続きます。(郁子)
これは、既存の化粧合板を塗装した代表的な事例。
左はリフォーム工事着手直前の写真で、化粧合板で製作されたフラッシュ戸のトイレ入り口ドアが写っている。
これに塗装を施すと右のようになる。
ドア枠には手を加えずそのままにしているのが、かえって良い。
これはキッチンの扉に塗装を施した後の様子。
元の姿を見ている私達でも、パッと見では元々このようなキッチンだったような気がしてくる。
左はその扉の側面の様子。
塗ったということが確かに分かる。
こんなところが見る者を楽しませてくれる。
右は工事直前の写真。
こうしてみると、住まい手に与える影響として、仕上げがいかに重要かが実感される。
塗装でこれほど印象が変わるのである。(菅沼)
自作のベッドの紹介。
台枠は自作して、マットレスはお金をかけたのこと。
私も2段ベッドを自作した経験があり、マットレスを選ぶ時にはお金をけちってはいけないと実感している。
私の場合はマットレスをIKEAで選んで、それに合わせてベッドを作った。
マットレスを上げるとこのような作りになっている。
ヘッドの部分はシンプルな作りである。
木の質感が柔らかい印象を与えている。(菅沼)
セルフビルドの椅子3点。
30×40の赤松(インニイッサン)の端材と何かの板の端材で作った子供用の椅子。
色がいい。
傍に置いてある165mmの丸ノコと比べれば大きさがわかる。
丸ノコが使いこなせればDIYの世界は格段に広がる。
左はSPF2’×4’で作ったベンチ。
外で使っていたため、座面の板がいい感じに風化している。
右は室内で使うベンチ。子供用の大きさである。
この材料が何かは訊かなかったが、SPF2’×8’などで作るのが楽だろう。
いずれもバランスが良い感じである。(菅沼)
窓の断熱の工夫について。
和室だった名残の障子の桟に中空のアクリル板を取り付けて、シングルガラスの窓に断熱効果を持たせる工夫が施されている。
このアクリル板は熱と同時に視線も遮る。
コストパフォーマンスの優れた断熱内窓である。
左側の出窓には取り外し式の中空アクリル板がはめ込まれている。
右の窓にも取り外し式の中空アクリル板がはめ込まれていて画鋲で簡単に固定されている。
この辺りはセルフビルドならではの気楽さが感じられ、仕事ではなかなか思い付かない納め方に気が付くのである。(菅沼)
「スキップフロアの家」に施主が作り付けた棚の様子。
キッチンの横に合った冷蔵庫置き場にカウンターを増設して、壁に棚を作り付けている。キッチンの調理スペースの不足を補いつつ、使い勝手と見栄えを改善出来ている。
特に金物は目立つので、センスが問われるところだ。
左はトイレ内部の棚。
こういう場合は、棚の大きさや位置がそのまま製作者のセンスとなる。
とても上手くいっている。
右はサンルームの棚。
入隅の棚板を重ねているところが実用的である。
私が仕事として発想するなら棚板を突き付けるはずなので、こうした簡潔な処理にはなるほどと思う。(菅沼)
セルフビルドの記録その2。
これは施主が全て自分で作ったサンルームなのだ。
そのスタイルというかテイストというか、施主の考えがストレートに伝わってくる。
窓にはアクリル板がはめ込まれている。
ガラスと違って柔らかくしなるので、桟木が使われているのだろう。
懐かしい感じがする。
出入口のドアの上部はこのように納められている。
普通に私が考えるのであれば、一筋の鴨居を柱の側面に取り付けるところだ。
でもこれで十分に機能する。
溝切りカッターがなくても、角材を留め付けるだけでいいということに気が付いた。(菅沼)
いすみ市の「スキップフロアの家」の、セルフビルドの様子。
ウッドデッキが完成して、落ち着いた雰囲気を醸し出していた。
作りながら考えて決めているという旦那さんの話だが、これはとてもうまくいっていると思う。
窓はアクリル板をはめ込んでいる。
あっさりとしていて自然な感じがする。
私にはこうした原始的な方法が新鮮に感じられる。
デッキへ上る階段。
たった一段のササラ桁だが、セルフビルドならではの手を抜かない気持ちを感じる。(菅沼)